病院の怪談『天井から降りてきた白いモヤ』

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驚く看護師

夏と言えば、怪談。そして、怪談と言ってメジャーなのは、『病院の怪談』ではないでしょうか?

病院は一般的には、病気や怪我を治す場所です。

しかし、時には、治療の甲斐なく人がなくなってしまうことがあります。

病院とは人の生き死にに深く関係のある場所でもあるので、どうしてもそういった心霊現象が起こりやすい場所となってしまうのです。

病院の怪談と言えば、『夜、誰もいない病室からナースコールが鳴る』というのが、定番ですよね。

これは、最もよくあるお話です。

それに、夜に病棟を巡回していると、誰もいない病室から声が聞こえたり、人の気配がしたりという話をよく聞きます。

しかし、霊は夜に現れるだけではなく、昼にも現れるのです。

これは、看護師の私が実際に体験したお話です。

これは、もう10年くらい前の話になります。

私が当時勤めていた病院はクリニックでした。

そのクリニックの科目は外科と肛門科と内科が専門のクリニックでした。

入院している患者さんは全部で19人。

その中のある一人の患者さんはおばあさんでしたが、しばらく体の調子が悪く、娘さんが付きっ切りで看病をしていました。

その患者さんは、90歳近くの高齢の患者さんです。

その患者さんは入院歴が長く、もう何年も入院をしていました。

一つの病気から合併症が起こり、高齢ということで体力もなかったため、入院の目的も『病気を治す』ということから、『現状を維持する』という目的になるくらい病状は良くありませんでした。

そして、宗教の関係から、私たち医療側が考えている満足な治療もさせてもらえないのが現状だったのです。

そのため、患者さんのその容体も日に日に悪くなる一方で、快方に向かうことはありませんでした。

当時のクリニックの勤務はシフト制でした。

クリニックには外来と病棟があったので、私たち看護師の勤務は病棟と外来とのローテーションでした。

その日、私は外来の勤務で、外来に診察に来た患者さんに点滴をしたり、注射をしたり、傷の処置の介助をしたりと、忙しい時間を過ごしていました。

クリニックは内科もあったので、高齢の患者さんが多く通院していました。

そのため、点滴をする患者さんが多く、1階の外来のベッドが満床になることがありました。

そのため、2階の病棟には点滴室があり、点滴で外来のベッドが満床の時はその点滴室に患者さんを案内し、点滴をします。

その日も点滴の患者さんが多かったため、私は幾度となく、1階の外来と2階の点滴室を往復していました。

白いモヤは何?

そして、私が何度か1階と2階を往復している時のことです。

2階から階段を降り、1階の処置室へ入る間には廊下があるのですが、私がその点滴室から階段を駆け下り、1階の処置室に入ろうとして、廊下で一息ついた途端、急に天井から大きな白いモヤのような物がブワッ!!と、私の上に覆いかぶさってきたのです!!

“え!?今の何!?”

最初は何が起こったのか分からなかったのですが、そう思った瞬間、私はその場で足の力が抜けて、床に膝をつきそうになりました。

実は、私には多少の霊感がありました。ですので、そういった霊現象には少し慣れている所がありました。

そのため、そのモヤが私に覆いかぶさった瞬間、それは「おばあさんだ」と思ったのです。

“でも、昼間になんで天井からおばあさんの霊が降りてくるの!?”

その時は、急なことですごくびっくりしてそんな風に疑問に思ったのですが、忙しさもあり、仕事をしなければと力が抜けて震える体をなんとか起こして、仕事に戻ったのです。

それから、何とか体の感覚は戻り仕事をしましたが、心の中ではあの白いモヤが気になっていました。

あの白いモヤが私に覆いかぶさってきたとき、なんとなくそれはいい霊ではない気がしたからです。

でも、「病院だし、こういう事もあるんだ」と思いました。

何より、自分の上に白いモヤが覆いかぶさってきたのが昼間で良かったとさえ思いました。

だって、こんなことが夜に起こったら怖いじゃないですか!

ただでさえ、夜勤の時は一人夜勤だったので自分一人しかいないため、巡回の時は人の気配がするような気がして「怖いな・・・」と思うことがあったのですから。

でも、そういったことがあったあとのお昼休みになって、白いモヤの正体が分かったのです。

白いモヤの正体とは・・・

実は、私にその白いモヤのような物が覆いかぶさってきたちょうどその時に、容体の悪かったあの患者のおばあさんが亡くなったんだそうです。

そして、私がその霊体験をした場所の真上こそが、その患者さんの病室だったのです。

あの時は本当に怖くてしかたがなかったのですが、きっと、あのおばあさんは最後の最後まで苦しい思いをしていたんだと思います。

だから、そういったおばあさんの想いが、私が『いい霊ではない』と思った理由なのではないかと思うのです。

あの患者さんは、容体が悪くなってからは、話をすることさえできない状態でした。

自分の思っていることを人に伝えられないことは辛いことですし、「苦しいよ」っていう事も言うことができなかったのは、本当に辛いことだったと思います。

あの時は本当に怖い体験をしましたが、患者さんが亡くなったことを聞いた時、ただひたすらご冥福をお祈りしたのを覚えています。

あれから10年くらい経ちますが、この出来事を思い出すたびに、「あのおばあさんは苦しい思いをすることなく、天国で楽しく過ごしているのかな?」と思ってしまうのです。

「○○さん(お婆さん)、安らかに・・・」

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